2020卒業生へ

安藤翔主将の代は、1年生から力を発揮してくれた。都大会に出るのが当たり前となり、また上位進出を常に狙うチームとなった中でチームの中心となった。1年生の登竜門的な丹波遠征では、圧倒的な強さを見せた。全国大会出場校からも「この1年生は鍛えがいがあるな」とお褒めの言葉も貰った。当然、1年生からトップチームに絡むメンバーも出た。西が丘まであと一歩と迫った選手権の帝京戦。勝利まで残り16分での被弾で金星を逃がしたが、その経験値は非常に大きかった。翌年も関東大会ベスト8、Tリーグ昇格と順調に結果を出して臨んだ最終学年。新人選手権準優勝から始まり、今年もブレイクを予感させたがトーナメント、リーグ戦共に、自分たちが納得いく結果は得られなかった。しかし、残念ではあったが、うつむく必要はない。今年1年、強豪校として見られ、対戦相手には対策を練られた。厳しいマークにあった者や、こちらの意図する展開に持ち込ませずに、ゲームを壊してくる相手も多かった。その相手に対して、自分たちの持ち味を発揮した試合が多かったからだ。ボールを保持し、主導権を握る戦いを年間通して続けた事は大きかったと考えている。結果だって、関東大会、総体と都大会出場、リーグ戦も残り2戦まで昇格争いをするなど、立派なものだ。悔やむのは、このチームをもっと観客の多い舞台で魅せることが出来なかった事だ。この悔しさは必ず、その想いを背負った後輩が晴らしてくれるだろう。

 チーム組織としても、トップチームに惜しくも入れなかったメンバーが、サテチームを引っ張って活躍してくれた。自分がトップチームで出場できない事に思い悩み、苦しんだこともあったであろう。それでも地区2部、3部の試合を必死に戦ってくれた。実際にサテチームは、気持ちが入った試合が多く、見ている私も楽しませて貰った。3年生が最後までリーグ戦を戦い切る流れも継続してくれた。

 この3年間の取組みが、必ず3年生たちのこれからの人生の糧となるであろう。そしてチームにも大きな財産を残してくれた。卒業生の皆さん、本当にありがとうございました。また3年保護者の皆様、献身的にチームを支えて頂き感謝しかありません。今年度はたくさんの勝利を届ける事が出来ずに本当に申し訳ございませんでした。しかし、先日の卒部式で、保護者の方々へ感謝の気持ちを言葉で伝えているご子息たちは、間違いなく成長しましたし、輝いていました。皆様に支えて頂いた分、これからは私が、彼らの更なる成長を応援する番です。それぞれのステージでの活躍を祈っています。卒業生からのバトンを受け継ぎ、また新たな取り組みを試行しながら、より良いチーム作りを目指していきますので、これからも大森学園高校サッカー部を宜しくお願い致します。