茅ヶ崎からの勇者たち

11月2日の城北戦をもって、1年間活動しました秋元 悠真主将のチームは解散しました。この代は新たな歴史をいくつも作ってくれました。新人選手権優勝、選手権都ベスト8という結果だけでなく、大森学園高校サッカー部という存在を学校内外に示してくれました。また後輩には新人選手権シードをプレゼントしてくれ、新チームは新人選手権は免除され、4月の関東大会都予選(東京都ベスト32)からとなります。全ての3年生に対して思いはあります。練習会や中学大会を視察に行った際、皆の初めてプレーを見た印象や話をした時の事は鮮明に憶えています。その中でも茅ヶ崎から本校の門を叩いた3名が、新たな先駆者としての「覚悟」は書かずにはいられません。出会った時私は「本当に誘ってよいのか」と不安でした。というのもプレーヤーとしても人物としても申し分は無かったのですが、やはり通学距離があり、私の気持ちだけで突き進んで良いものかを悩みました。結局、通学時間が1時間強ということもあり「これなら頑張れる」と熱烈オファーを出したのです。私も何度か電車で茅ヶ崎まで移動経路を確かめに行きました。そこで寄り道をして海を見に行ったり、松林の道を通ったり、茅ヶ崎の街並みに惹かれたのを昨日の事のように思い出されます。この時から遠方の選手に来てもらう際、電車で生徒宅の最寄り駅まで行くという、私が必ず行なうルーティーンが出来上がりました(ただサボってるだけとも言われています)。3人は持ち前も明るさとサッカーに対する直向きさで、先輩からは可愛がられ、後輩からは慕われる(イジラレる含む)存在へと成長して行きました。サッカーに対する取り組み、サッカーだけでなく、サッカーを中心とした生活、学生の本分である勉強にも手を抜かずに出来る者たちでした。その3人の背中を見て、彼らの出身チームからは現2年生が2名、現1年生は4名もの後輩が追いかけて来てくれました。選手権では2年生2名はスタメン、1年生4名とも20名の登録メンバーに入り、1次予選からチームの中心となって活躍してくれています。来年は更に7名もの選手が入学予定です。今では茅ヶ崎から通えるならと藤沢、鎌倉、綾瀬、座間など神奈川県内各地から本校へ通学してくれるまでとなりました。茅ヶ崎(シュートジュニアユース)だけでなく、横浜FC鶴見、大豆戸FC、ライオンズSC etc、そして大田区お膝元のインテリオール、ヴィクトワール(あっ、神奈川のチームだった(汗))等の選手たちと共に、この流れを作ってくれた茅ヶ崎からの勇者たちに報いるべく、来年の選手権では正治さんと西が丘のベンチに座りたいと思います。※ユウマ、ユウホ、ショータごめん、お前たちはスタンドだな(笑)関東大学リーグは西が丘でサッカー出来るぞ、頑張れ!!